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クスベシンヤのsoulvilleからレザーが届きました。上質で重厚なカウハイドを使用したレザージャケットだそうです。長い歳月をかけてレザーならではの味をだしていきたいなと思います。
今年の秋冬よりデビューしたクスベシンヤのsoulville、初回のリリースはカットソー2型にコート1型、そしてこのレザージャケットの合計四点でのスタート。 「まずは自分の着たい物を着たいカタチで作った」 と言うクスベシンヤ。 バンドで言えば初回リリースミニアルバムは、自らのルーツを現代流にモディファイズドしたナイスカバーミニアルバムと言った感じでしょうか? アパレルの世界は音楽以上に顧客のニーズ、流行や時代感に敏感ではなくてはならない世界なのかと勝手に思ってます。自分の趣向やこだわり、そしてそれとは対局にある採算やビジネスという事を越えた先にある洋服作り、その中でクスベシンヤがどのような世界を作り上げて行くのか? 実に楽しみです。 しかし、新品のレザージャケットを買うのなんて10数年ぶり?!レザーどころか黒い服も普段ほとんど着ないので不思議な感じです。 展示会で拝見した物を見ると馴染みは早そうですが新品の革物はロボットみたいで気恥ずかしいです。寝る時も来て一日も早く皮膚の一部になって欲しい物です。 pumpin' piano MABO &THE88で初めてアルバム(カバーのみ)を出した時、CDをプレゼントした孤高のブルースマン、ブギーボーイイクトさんにこう言われました。 「最初にこういう物を作っとくと良いんだよ!」 「長くやってくとダンダン分け分かんなくなって来るんだよな!」 「だけど、こういう事(自分の原点的なカバー)をやっとくとサ、いつでも自分の戻れる場所があるというか、それがある事によって、どんなに変わっても、自分の芯がブレてない事を再確認出来るんだよ」 最初は全然意味が分かりませんでしたが、2枚目、3枚目を出して行くうちに、その言葉の意味を理解しました。 5年後、10年後にこのジャケットがどのような表情を見せてくれるのか楽しみですね。
by onthe88keys
| 2010-11-20 22:00
| クスベシンヤ
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