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あの忌まわしい事故から10年が経った、
新緑眩しい5月の休日、髪を切りに祐天寺の美容院へ自転車で向かった。 (この当時、片道一時間ぐらいの距離ならどこへでもマウンテンバイクで出かけていた) 約束の時間に店に行くが、担当の美容師はいない、、、 すると、携帯が鳴る。美容師だ。 「俺!今、祐天寺の駅前にいるから来て!」 理由は良くわからなかったが、とりあえず向かった。 すると、向こうから美容師、なぜか顔が真っ赤、、「とりあえず!」と言うので髪は切ってもらえる事を確認し高架下のホルモン屋に同行する事になる。 彼の友人、祐天寺でバーを経営する男性とその友人の女性と四人で飲む事になる。 しかし夕方の3時半だというのに店内はスーツを着たサラリーマンで満席だ。皆さん仕事は? とりあえずと生ビールを注文する。(この時点ですべてが終わってたのです、、、) ホルモン焼き美味かった(ような気がする)。程よく飲んだところで、 「この店、実は名物のカクテルがあるんだけど飲んでみない?」 とてもカクテルを飲むような雰囲気の店ではないが、お薦めならと注文する。 「はい、カク、一丁〜!」 (カクって、、、) ペットボトルに入った液体を次々ジョッキに注ぎカクは完成。 味は正直よく覚えていない。美味かったような、、そうでもないような、、、 常連客はこのカクに小瓶の黒ビールの少しずつ足して飲む。そんなどう考えても悪酔いしそうな提案もすんなり受け入れる。 店を出る頃には相当泥酔していたはずである。 しかし、このあと友人のバーへ行って飲み直す。 結局髪は切ってもらえず、帰る事になる、自転車である、、、 (実はこの日夜、所沢でバンドの練習があったのである。バンドのみんな本当に御免なさい!) 新宿から西武線に乗って行こう。そう思い自転車を走らせた。 正確に言うと走らせたみたい、、、 次の記憶は新宿西口のロータリー、昴ビルの時計を確認。(祐天寺〜新宿間は全く記憶なし) 「良かった、間に合う」と次の瞬間である。 目の前にガードレールが迫る!!! 「ガギッ!!」「ガシャン、」 自転車ごと一回転ガードレールを飛び越えて小田急ハルクの横、ヒト気のない歩道橋の下に倒れ込む。 あ〜あ、、折れちゃった、左の鎖骨、服の上から分かるぐらいズレてる。意外と冷静に携帯で救急車を呼んでみる。曲がったハンドルも直してみる。が、救急車が来る頃に激痛が走り始める。隊員が受け入れ先の病院を探してくれるも、ちょうど急患が入り、どこも一杯で時間がかかるらしい。 「30〜40分ぐらい待てますか!」(酔っぱらいなので大きな声で対応されてる、、) 「無理です、痛いんでどこでも早く行きたいです」 隊員同士がヒソヒソ話してる、 「じゃあ、Hしかないな、、」 Hとは地元新宿でも有名なヤブ医者H外科、しかしそんな事を言っている余裕はなくH外科に向かう事に。病院に到着すると早速レントゲン撮影、診察。 担当医は開口一番 「折れてますね」 、、、、分かってますよ、、、 結局その日はちゃんとした先生がいないので(あなたは何?)処置できず、一泊して明日ボルトを入れる手術をすると説明を受け、痛み止めをもらって一泊することになる。 次の朝、目が覚めた、、人の話し声だ、、薬の話、、メディスンじゃなくドラッグの方だ、、 トイレに行こうと起き上がるとその話をしているのは金髪のチンピラさん。話し相手は顔中アザだらけのチンピラさん。いかん!酔っぱらいの若者(間違いはないが、)だと思われてやんちゃな部屋に入れられてしまった。しかし、トイレに行くまでの間、他の部屋を覗いてみても皆どこかギラギラしてるチンピラさんまたはチンピラ風だ。看護婦も髪の毛錆びててルーズソックスのコギャルもしくはコギャル崩れ、さながら看護婦も女子高生もこなせるイメクラ嬢のようだ。大丈夫なのかこの病院!? 朝の診察、ちゃんとした先生の判断は、手術の必要なし。このまま骨がくっつくのを待ちましょう。退院してよろしいとすんなり退院する事になる。 心配した母が迎えにきてくれてとりあえず実家に帰る。 リビングで母が入れてくれたお茶をすすっていると電話が鳴った、 母が出て、、 「はい、はい、はい、分かりました」 「何?どうしたの」と尋ねると 「Hから電話で、痛み止めの薬渡すの忘れたから取りに来てって」 、、、当然ですよ、、違う病院に行って治療しました、、 新宿のライブハウス界隈では、ハードなイベントでダイブに失敗して大けがしたり、けんかして怪我した人なんかは必ずここへ連れて行かれるようだ。きっと歌舞伎町辺りでけんかした人なんかも連れて行かれるんだろうな〜 その後 十年経った今もワタシの左肩は右肩より若干短いのです。 死ななくて良かった。心からそう思えます。
by onthe88keys
| 2009-05-07 23:55
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